ICOの計画書を見ていると、「通貨タイプ:ERC-20」と書かれているものをよく見かけます。
ERC20って何のこと?という方のために、わかりやすく解説します。
ERC-20とは、仮想通貨の「形式」のこと
ERC20とは、「イーサリアムのプラットフォーム内で発行されるトークン形式」のことです。
別な言葉で言い換えると「多くの人がイーサリアムの技術であるERC-20という型を使って、新しいトークンを発行している」ということです。
トークンは、用語解説にも書いていますが、「仮想通貨」と同じ意味です。なぜか呼び方が違います。(おそらく、便宜上ERC-20を使って発行している仮想通貨をトークンと呼んでいるものだと思われます)

ERC20はいつ使われる?
ERC20は、新しい仮想通貨の発行時に使われています。
たとえば多くのICO(新規仮想通貨公開)が、ERC20の形式で発行されています。
こう考えると、ERC20を使った仮想通貨は、イーサリアムありきのモノということですね。
最近ではクラウドファンディング(多くの人から資金を集める活動)の時にも、このERC20が使われています。
ERC20を使った仮想通貨の数
2018年1月現在、ERC20を使った仮想通貨の種類は21000ほどあるようです。
その中には、仮想通貨取引所に上場されて、大きな価値を持った通貨もあります。しかし、大部分はERC20を使って発行されたものの、まったく見向きもされない通貨になっています…。
イーサリアムの技術を使って仮想通貨を発行するのは簡単なのですが、それが実用的な通貨になるかはその計画次第といえそうです。
ERC-20とは?のまとめ
ERC20は、イーサリアムのプラットフォームを使った仮想通貨(トークン)だということがわかりました。
ICOに注目する人は多いですが、新しい仮想通貨の裏にはイーサリアムがドンッと存在していることを覚えておくといいかもしれないですね。
